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8月は戦争の話し中心です。


by chobimame

うちに来る動物(思い出)

数年前まで、私の家には2匹の犬と1匹の猫と2匹のインコがいました。
インコは迷いインコで、迷子のインコを飼い始めたのですが、
犬と猫は、全部近所から貰った子たちです。
学校帰りの私を待ってましたとばかりに近所の大人たちは呼び止めました。
そして・・・揃いも揃って小学生の私に「ちょびまめちゃん、この猫(犬)もらってくれない?あなたが貰ってくれないと山に埋めに行くことになるよ」と脅かすように言ったのでした。
小さい頃から生き物大好きな子だったので、山に埋められる姿を想像し、緊張の面持ちで即決回答!貰う約束をして、その飼い主たちの思惑にまんまとはまるのでした。
家に帰って母に動物を貰う約束をしたというと、誰が世話をするのだと言って怒られるのですが、「埋める」というキーワードに母も断ることが出来ず、こうして「埋められる予定の子」が次々に我が家へやってきたのです。(猫の飼い主は、本当に子猫を産まれた直後に庭に埋めていたらしい。犬の飼い主は遠くの山に捨てていたらしい)

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一番最初に来た猫は酒屋の隣のオバサンに脅かされて貰った、白と茶トラのブチで名前を「ちび助」と名づけました。
ちびは半分野良猫なんじゃないかというくらい、猫生活を楽しんでいたみたいです。トイレの壁の下に小さな換気用の窓から好きな時に自由に外に出ていきました。帰ってくる時は、食事の時間と寝る時だけ。食事は大好きな魚を与えると「ニャゴニャゴ」と鳴きながら食事をしていました。母に「なんで鳴くの?」と聞くと、母は「大好きなご飯を「美味しい・美味しい」って言ってるんだよ」と言いました。外に出たい時は、ちびは私を呼びにきて「こっちこい!」と、いかにも言っている顔でトイレまで誘導して、ドアの前で「窓開けろ」って命令してきました。
ある日、ちびは1匹の黒猫を連れてきました。イヤにイチャイチャしてるなぁと思ったら、そのうち小さな子猫数匹を伴って家にやってきました。可愛い猫でした。

ちびが来た半年後、隣のオバサン脅かされて貰ってきたミックスの「コロ」。
クリーム色の大きな犬でした。母親犬は小さな茶色いミックスだったのですが、父親が数件先のラブラドールでした。なので大きな耳の立ったちょっとラブラドールに似てるミックス犬でした。家族にはとても温厚な犬で、顔を引っ張っても喜んで尻尾を振っているような犬でした。でもケンカは強く、私とコロが散歩をしていると前方から変な大型犬が急に飛び出してきて、コロに威嚇をしてきた。コロは見たことない怒りようで、取っ組み合いのケンカをし、見事に勝ったのでした。コロは16年生きました。

お菓子やのオバサンに脅かされて貰ったミックスの「ダン」。
お父さんが秋田犬、お母さんが柴犬。なんだか秋田犬なのか柴犬なのか、よくわからない中途半端な大きさでした。
ダンを見た人は「秋田犬?」とか「柴犬?」とか聞くので、説明するのも面倒なので、その人が始めに言った方の犬種に同意していました。どっちも間違いじゃないし。
ダンは日本犬らしく獰猛で、家族には気を許しません!じゃなくて、父と母には従順なのに、私のことは完全にナメていました。学校への行き帰り、玄関から出る時に必ず私のアキレス腱を噛むのです・・・
そして痛がっている私を小バカにするような顔で見るのでした。子犬の時に可愛がってあげた恩は完全に忘れきっている様子でした・・・。
そんなダンも16年生きてくれました。
by chobimame | 2005-10-29 00:20 | 動物&文鳥