8月は戦争の話し中心です。


by chobimame

モンテンルパの夜は更けて


渡辺はま子(明治43年10月27日 - 平成11年12月31日)という歌手をご存知でしょうか?
明治生まれの気骨のある女性歌手で、昭和30年代頃までとても活躍されていた
国民的スターでした。

「君がみ胸に 抱かれて聞くわ」というフレーズでで始まる『蘇州夜曲』という曲を
近年、平原綾香や小田和正が歌っているので、
なんとなく聞いたことがある人もいるかもしれませんね。






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昭和26年、戦争の傷跡も少しづつ薄れ、隣の国では朝鮮戦争が始まり、それによる特需など、日本は経済復興に万進していた時代です。

そんな時、日本から遠く離れたフィリピンのモンテンルパでは、B,C戦犯により、無実の罪で死刑にされようとしていた日本兵がいたのです。
B,C戦犯は、主に捕虜の虐待や民間人の殺害等の罪で裁かれたのですが、その裁判は大変不公平なものが多く、名前だけの裁判というものがほとんどでした。
名前が同じだったとか、顔が似ていたなどの実に曖昧な証言を元に死刑にされた無実の人も多かったのです。

日本国内の経済復興に沸き、外国に戦犯として置かれている人々を忘れかけた頃の
昭和27年、はま子は日本人戦犯が作詞作曲した曲『ああモンテンルパの夜は更けて』
に出会い、レコーディングをすることになります。
はま子は、戦中などにも各戦地に慰問によく行かれたそうですが、
この曲に出会ってから、国交のなかったフィリピンへのモンテンルパの刑務所に、
はま子は慰問コンサートをしようと奔走し、それが現実となるのでした。
それを機に、はま子はフィリピン政府当局に減刑、釈放を嘆願し、当時のフィリピンの首長であったキリノ大統領に日本人戦犯の釈放を決断させ全員の日本への帰国が実現させたのでした。

まさに明治生まれの女性は、気骨の女ですね。

この話が詳しく書かれた本が出版されいます。
良かった読んでみて下さい!当時の背景などがよくかわり、
とても興味深い感動作です↓
『モンテンルパの夜はふけて ~気骨の女・渡辺はま子の生涯』

詳しく書かれたHPです↓
「モンテンルパの夜は更けて」
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by chobimame | 2008-08-27 13:17 | 時事