8月は戦争の話し中心です。


by chobimame

特攻隊を知っていますか?

すみません・・・今日はちょっと長いです<(_ _)>


今、テレビではテロのニュースが流れています。
イラクのテロリスト達は、爆弾や飛行機を用いて自爆をし、人を多数死傷させています。
このニュースを見て、戦争を知らない世代は思ったでしょう。
自分の命と引き換えにテロの実行をするなんて信じられないと。
洗脳とは恐ろしいと。

しかし、61年前の日本でも、同じ姿があったのです。

特攻隊の基本は「志願」だそうです。
実状はお国に命令だったのでしょうが、それでも拒絶する者はいず、硬い決意と供に志願して特攻隊へ行ったそうです。
死ぬとわかっていて進んで死にたいわけがない、しかし、そうしなければ国は救えない。
また、そうする事が一番正しいと思わざるを得ない程、戦局は悲惨な状況だったのです。
そして、青年たちは純粋に国・家族・友・恋人、愛する者を守りたい、そして明日の平和な未来を信じて、自らの命を投げ出し大空に散華していったのです。

こんなに哀れで不幸なことがあるでしょうか!


私の母の従兄弟も特攻(神風特別攻撃隊)で亡くなっています。
特攻といえば「知覧」と思いがちですが、日本の各所に出撃する為の部隊があり、軍事機密の為なのか自分の息子がどこで出撃を向かえるか、家族に詳細は知らされないのです。
(軍部は、出撃前に家族に面会をさせると死ぬと決心した気持ちが揺らぐと懸念し、秘密にしたという話もあります)
従兄弟の清さんが出征当時、私の母は幼子だったのであまり記憶には残っていないようですが、私の祖母の背中におぶわれて戦地に送りだされる清さんを駅まで見送りに行き、その時にみんなが振った日の丸だけは憶えているそうです。
少尉という身分で出征したということなので、大学生か予科練生だったのだと思います。
その数ヵ月後、清さんは戦死したそうです。
結局、最後の最後まで出撃場所も戦死した場所も曖昧でわからなかったようです。
ただ、死亡通知と供に軍から帰された白木の箱に「小石が3つ、短い毛髪、切った爪」だけが入っていたそうです。
わずか20歳前後の若者だったのです。

前途ある若者の命を平然と奪ってしまう戦争とは何でしょうか?

清さんの両親は戦争で亡くなり、戦後母の両親(私の祖父母)も亡くなった今となっては、清さんの詳細を知るものはいません。
遺骨がないということで、61年経った今でも清さんを知る親類は、心のどこかに何かが引っかかっているようです。
遺骨さえなく、どこの海に沈んでいるのかもわからない・・・そんな若き特攻隊員の事を考えると悲しくて仕方がありません。

戦没者のいる家庭では、61年経った今でも、戦争への終止符は打たれていないのかもしれません。





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特攻隊といえば、爆薬を乗せた飛行機で敵艦に突っ込んでいく「神風」しかないように思われがちですが、
それだけではないのです。
太平洋戦争末期、長引く戦争の為に日本は物資や人員の不足が顕著になってきていました。
戦局が悪くなる中、本土決戦を水際で抑えようと陸・海軍ともに『特攻』という、世にも恐ろしい肉弾戦を考え出したのです。

戦争とは、人の命を平気で道具(兵器)にしてしまえる狂気なのです。
戦争とは、人の心はどこかへ置き去りにされるものなのです。



神風特攻隊(かみかぜ)
太平洋戦争末期、優秀な搭乗員の減少により通常の航空攻撃においては充分な戦果を得ることができなくなった為、沖縄決戦において特攻という人類史上類のない作戦で、爆弾搭載の飛行機もろとも肉弾となり一機一艦の突撃を敢行した。


桜花(おうか)
小型の航空機形状の特攻兵器であり、機首部に大型の徹甲爆弾を搭載し、ロケットまたはジェット(ジェットエンジン装備型は実用化されなかった)の推進力と滑空で敵艦に体当たりを行う。
桜花は独力で離陸することができず、一式陸上攻撃機(一式陸攻)を改造した一式陸攻24型丁と呼ばれる改造機を造り、体当たりにあたってはアメリカ艦隊近くまではその下部に搭載して運び、そこから発進するという方法をとった有人誘導式ミサイルともいえる。


震洋(しんよう)
別名マルヨンは、第二次世界大戦で日本海軍が開発した特攻兵器。
日本陸軍が開発した同様の特攻艇にマルレがある。
小型のベニヤ板製モーターボートの先端に炸薬(主に250キロ爆雷)を搭載し、搭乗員が乗り込んで操縦。上陸しようとしている敵艦に体当たり攻撃することが目標とされた。
末期は敵艦艇の機銃増加に伴い、機銃を破壊、到達するために一発のロケット弾が搭載された。また、2人乗りのタイプもあり、こちらには機銃1~2丁が搭載され、指揮官艇として使用された。日本本土決戦時には、入り江の奥の洞窟などから出撃することが計画され、日本各地の沿岸に基地が作られた。九州・川棚の訓練基地跡が有名。


回天(かいてん)
人間が魚雷に乗って直接操舵し、敵艦に体当たりして敵艦を沈めるという兵器。
第二次世界大戦中、大日本帝国海軍で特攻兵器として用いられた。
人間魚雷、的(てき)、〇六(マルロク)との別称もある。
回天という名は、「天を回らし、政局を逆転させる」という願いを込めて名づけられた。


伏竜(ふくりゅう)
第二次世界大戦末期の日本軍による特攻兵器のひとつ。
本土決戦の水際作戦における海軍の「切り札」とされた。
海中に潜水した兵士が米軍の上陸用舟艇に接近し、機雷を付けた竹棒を船底に突き上げて撃沈するものである。
伏竜は、本土決戦において徹底抗戦を遂行するため、上陸用舟艇や揚陸艇の撃沈を目的として、1944年に開発された特攻兵器である。
しかし、簡易硬式潜水具に五式撃雷(機雷缶に5mの竹竿を付けた物)を持った人間機雷という、簡素な作りが多い特攻兵器の中でもとりわけ安易なもので、「特攻隊」と称するにはあまりにも惨めなものであった。


甲標的
(真珠湾攻撃で始めて使用された2人乗りの特殊潜航艇。直径45センチの九七式魚雷を2本搭載   


蛟竜(こりゅう)
5人乗りの特殊潜航艇。魚雷を2本搭載するはずだったが、魚雷不足から爆薬を搭載した人間魚雷として使用を変更。但し使用される前に終戦。


海龍(かいりゅう)
2人乗りの水中翼艇「海龍」は、魚雷2本を搭載する予定はあったものの、特殊潜航艇「蛟龍」とおなじく、魚雷が準備できず、体当たり自爆する人間魚雷として戦備に組み込まれていた。


*特攻兵器は他にも存在するらしいですが、特攻に関しては終戦と同時に証拠書類等は全て焼却されている為、真相を掴むことは難しいらしいです。


平和な世の中で考えれば、なんとも信じられない、そして敵艦に人をぶつけ撃沈させるなど狂気の沙汰としか言いようがない作戦です。
しかし、あの当時の日本にそんな作戦への批判は出来なかったのです。
教育勅語から始まり、軍事教育一色だった世の中に育った子供達は、誰もが軍国少年・軍国少女となり、お国の為に働くこと、死んでいくことに疑問を持てなかったのでしょう。
戦死をすれば「誉の家」という札を玄関に貼られ、親は泣きたくてもそれを隠して生きていく。
出征する息子に「立派に死んで来い」と言っても「無事に帰ってきて」とは言えなかった時代です。
そんな時代、特攻に関わらず、一途に国の平和、愛する人の幸せだけを思い死んでいった人々(兵隊)がいるからこそ、今の平和があるのです。
平和の礎になった方々のことを決して忘れてはいけません。

そして、戦没者の方々の思いを無駄にしない為にも、二度と戦争はしてはいけません!


あるテレビ番組で「回天特攻隊」に志願されて亡くなった方の奥様がお話しをされていました。
回天に志願する、すなわち戦死することを知りながら、それでも3日前に挙式をし、たった3日だけの結婚生活を送り、ずっとご主人の遺影を守っていらっしゃる方です。
その奥様が言っておられました「この事実(回天のこと)をみんなに伝えたい」と・・・
「だけど、あの戦争で死んでいった人たちの気持ちは通じないのかしら・・・
 今の若い人は強盗をしたり、人を殺したり・・・私には信じられません・・・」と
悲しそうな顔で仰っていました。


わずか61年前、この国の平和を一途に願いながら死んでった多くの人々に、
私達は誇れるような社会にしたのでしょうか?
戦争という教訓の中から、私達は何を学びとったのでしょうか?
今の日本の平和は、彼らが望んだ「平和」なのでしょうか?



戦争を学ぶということは、同時に平和や命の大切さも学ぶということです。
今の社会を見ていると、いかに日本が大事なことを怠ってきたことがよく判るような気がしました。



~特攻隊に関するHPです~

若き特攻隊員の遺書なども載っているので、ぜひ読んで命の重みを考えて下さい。

「神風」
(神風特攻隊について詳しく書いてあります。特攻隊員の遺書は必見です)

「神風特別攻撃隊」
(たくさんの写真で綴られているので、判りやすく当時の様子を読み解くことが出来ます)

「回天特攻隊」
(人間魚雷と呼ばれた特攻について詳しく書いてあります)

「鳥飼行博研究室」特殊潜航艇「甲標的」「蛟龍」「海龍」:開戦劈頭の特攻
(特殊潜航艇の特攻について専門的に調べてあります)

「かわたな~しられざる特攻艇」
(近年明らかになってきた知られざる特攻(人間兵器)について書いてあります)

「蒼空の果てに(海軍航空隊の思い出)」
(特攻隊員であった方が当時のことを詳細に書かれています。
HPを作られた方は、本なども出版していてかなり有名なHPです。戦没者名簿あり)
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by chobimame | 2006-08-20 21:44 | 時事