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8月は戦争の話し中心です。


by chobimame

亡国のイージス

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東京湾沖で訓練中の海上自衛隊イージス艦「いそがぜ」で、艦長が何者かに殺害された。宮津副艦長は、先任伍長の仙石に、犯人が如月一等海士であると告げ、乗務員を艦から退去させる。しかし宮津は、某国の対日工作員、ヨンファと共謀し、特殊兵器「グソー」の照準を東京首都圏に合わせていた。その頃陸では、防衛庁情報局の渥美たちが対策に乗り出す。なす術を失った政府は、米軍の新型爆弾を使い、「いそかぜ」を空から消滅することを検討しはじめる。


これって、原作は「終戦のローレライ」の作者と同じなんですよね。
「終戦のローレライ」が国家の終戦へのあるべき形なら、この亡国のイージスはあるべき国家の理想・・・まるで時代が違う続編というイメージを抱かせる作品でした。
でも・・・日本映画って、やっぱりこんなもんだよね・・・スケールちいせぇ・・・(ーー;)
自衛隊の協力もあり、本物のイージス艦で撮影ってことも期待しつつ不安も抱きつつ(危ない国が見てるだろうから)観たんだけど・・・なんじゃこりゃ!
中井貴一や佐藤浩市や真田広之が出てるので、日本映画的には豪華な顔ぶれだったんだろうけど、ストーリーが曖昧な上に、どっちが敵か味方なのか曖昧だし、命かけてイージスを乗っ取り、国家の理想まで変えようって人達が、案外簡単に良い人になって死んでいってしまう・・・
中井貴一が一人で最後まで悪者なんだけど、その描き方も曖昧だしね。
きっと自衛隊に撮影費をたくさん払ったに近いない・・・
だからチープな映画になってしまったのかも・・・
いっそのこと東京湾からゴジラが出てきた方が面白かったかもね。
終戦のローレライに続き、これもたぶん原作の方が面白いのではと思った作品でした。
by chobimame | 2006-01-15 15:40 | 映画