8月は戦争の話し中心です。


by chobimame

忘れないで欲しい


先日紹介した「歸國」という物語ですが、ご覧になられたでしょうか?
テレビだからか、わりとアッサリと描かれていたように思いますが、
それでも日本人としてドキッとする台詞が散りばめられていたように思います。







脚本を書かれた倉本氏が、役者さんたちとの顔合わせの時にこのドラマについて確か・・・
「反戦的アプローチで臨まれるかもしれないが、この作品は愛する人の為に死ん
でいった、という考え方で一点で」というような説明をされていました。
私達は、戦争関連の話しに触れた時、当然の如く「戦争反対」と声高く主張し、
またそれが正義だと信じています。
しかし、そこに戦争で無くなり現在の平和の礎になった方々の「思い」は無視し
置き去りにしてきたように思います。
無論、戦争は不幸であり、繰り返してはなりません。
けれど、私たちは「戦争反対」という言葉以外、何を知っているのだろう?
中国や韓国に酷いことをしたという話しは知っていても、自国民の被害をどれだけ知っているだろうか?
謝ることだけに意識が行き、負けたのだから被害にあっても仕方ないで片付けていいのだろうか?
戦争に勝ては非道な殺戮も正当な行いなのだろうか?
戦勝国の殺人は良いことで、敗戦国の殺人は悪いこと?
犠牲になった命をそんな簡単に選別し、忘れてしまっていいのだろうか?
自国の歴史を捨て、卑屈な自虐的政治をし、偏った思想教育をするのは違うと思います。
日本の戦争感はかなり歪んでいて、歴史的事実は忘却の彼方です。

65年経った今、まだ日本国内の戦後処理は済んでいません。
日本政府は、戦争をなかったことのように扱い、未だに日本兵の遺骨収集は進んでいません。
完全に忘れられているのです。
彼らはいまどんな気持ちで眠っているのでしょか?
ドラマの中で、南の海に帰っていく兵隊たちにこんな台詞が投げかけられます。
「人は二度死ぬ という言葉があるそうだ。
一度目は、肉体的に死んだとき。そして二度目は、完全に忘れ去られたとき」

あまりにも悲しい台詞じゃないですか。
未だ異国の地に眠る方々に、このような思いをさせているのが今の日本の現状ではないでしょうか。
「まだ日本に終戦は来ていない」

ドラマの中で、戦死した少尉が出兵前に結婚を誓った女性に逢いにいき、今の日
本は平和かと尋ねた時のセリフです。
「日本は豊かになったけど、日本人はどんどん貧しくなってるわ」
日本人の心のどこかに、ぽっかりと大きな穴があいているように思う現代。
平和って何でしょうか?幸せって何でしょうか?
日本人は何を失い、何を得たのでしょうか?
「人間としての恥をしれ!」こう物語は締めくくっています。


この季節になると靖国云々と面白おかしく騒ぎたてますが、
本来の目的と大きく逸脱し、完全に政治利用になっているのではないかと思います。
こんなことでいいのでしょうか?
「事後法で歴史を裁く民主党」
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by chobimame | 2010-08-18 23:16 | 時事